第3回 ふつーの文系卒が医療業界で活躍して起業までしちゃった話 (後編)
こんにちは、最近の急激な気温上昇についていけてないDaiです!
今回は前回に引き続き加藤さんへのインタビューを元に書いていきまーす!
(前編はこちら)
それでは見てきましょー!!
初の外資へ
D「一回目の転職の理由はなんですか?」
加「あーそれはね、さっき自分のキャリアプランを10年単位で区切ってるって言ったじゃん?その時期の節目にさしあたって、そろそろ大きなフィールドでのマネジメント経験をしたいと思ったんだ」
D「前職でもマネジメント経験はあったと思うんですが、部長クラスの経験ってことですか?」
加「そう。それでマネジメントポジションを経験できる企業を転々とするわけなんだけど印象深かったのは、今まで日系医療機器メーカーで働いていたのに、外資に転職した時のことだね。」
D「あれ、加藤さん英語できるんすか???笑」
加「いや、全然笑。というか当時は今よりもさらにひどかったよ。」
D「そうなんですか。外資って社内の公用語は英語、首を切られやすい、ってイメージが一般的かなーと思うんですが、加藤さんいそういうイメージはありませんでしたか?」
加「僕もその認識でね。でも、僕の性格からわかると思うんだけど、なんとかなるって思っちゃたんだよね。」
D「ウルトラマンだったら恐れませんもんね笑」
加「それで実際に外資医療機器メーカーで働き始めたんだけど、あまり日系との違いを感じなかったのが正直な感想かな」
D「そうなんですか?」
加「うん。福利厚生とかは本当に恵まれていて、首切られやすいっていう感じも薄かったかな。確かに実力の評価は正当にされる風土だけど。」
D「そんなこと言っても少なからず違いはありますよね?」
加「う〜ん、あとは給与体系かな、生々しいけど笑 日系の多くは月給プラスボーナスって感じなんだけど、外資の多くは年俸制なんじゃないかな。うちのクライアントも実際にそうだし。」
D「あー確かにそんな気がします。実際に英語とかの使用に関してはどうでしたか?」
加「僕の英語力は高校生レベルだけど、それでもやっていけたよ笑 確かにオフィシャルなミーティングでは英語でのプレゼンだし、英語力があったほうが仕事の幅や理解に強いってのはあるんだけど、一般的な英語力と物怖じしないコミュニケーション力があれば十分戦えるんじゃないかな?」
D「またまた〜 加藤さんはマネジメントポジションでしたよね?なら一層海外本社とのやりとりも多くなると思うのですが」
加「僕の場合は英語力:コミュニケーション力=1:9くらいで乗り切ってたよ。だから結論としては英語力があることに越したことはない、でも他の要素の方が大事だし、本当に不安なら勉強すればいい、ってこと。」
D「ほうほう、かなり外資へのイメージが柔らかくなりました〜。でもどちらにせ英語は勉強しますね笑」
(アメリカヒューストンでの出張時に撮影、この人本当に英語話せないのかな・・・)
マネジメント側の難しさ
D「マネージャーというポジションについてはいかがでしたか?前職の時との働き方の違いとか」
加「社会人としての基本的な考え方はかわらなかったよ。最初の10年でしっかり基礎を固めたおかげで、当時のことが本当に役に立った。」
D「と言いますと?」
加「最初の10年時代の後半部下を持った時の経験の中で、チームの成績が社内で最低になった失敗があってさ」
D「加藤さんも失敗するんですね!!」
加「だらけだよ笑 その時学んだのは、チームとして働くことの難しさ。最初の頃はひたすら自分の力で駆け上がってきたんだけど、チームとして働く時はそうもいかなくてね。『相手の立場に立つ』っていう当たり前のようで難しいことを本気で実践した結果、チームの成績もトップの上がったんだよね」
D「具体的にはどんなことされたんですか?」
加「相手の立場に立つには、そもそも相手のことをよく知らなきゃいけない、だからとにかく彼らと過ごす時間を多くした。プライベートの時間でもそうだし。あとは自分のキャラも変えたりした。」
D「何キャラですか?」
加「熱くて愛嬌があってなんか愛されるキャラ。例えるなら松岡修造みたいな笑」
D「笑 今もそのまんまですね」
(加藤さんの事を知らない方は松岡修造をイメージしてもらって大丈夫です、どハマりです。)
加「でもそうしたことで、チーム内での距離ってのはすごく縮まって、結果として彼らが何を考えて思っているのかがわかるようになったんだ。そして彼らも逆に僕の事を理解してくれたから、成績にも繋がった。」
D「そしてその経験が転職後のマネージャー経験にも生きたと!」
加「うまく戻したね笑 その通りで、多分当時の転職した会社にもともといた人からしたら何だこの人いきなりきやがって、ていう感覚だったと思うんだけど、前職の経験から、新しい仲間達を理解し自分も理解してもらうために、今度は部下80人に対して日替わりで一日中同行したりもした笑」
D「ひぇ〜すごい労力かかりそうですね!! でも確かに上司の方がそうやって積極的に自分たちのことを理解しようという姿勢を見せてくれると嬉しいかもしれません。」
加「そう思われてたと自分でも思いたいよ笑 まあ、そんなこんなで次の10年を終えましたとさ。」
D 「ありがとうございます。なんか、話聞いてるとかなり医療業界でご活躍されたんですね! 文系卒でも医療でやっていけるのかぁ!」
医療業界と文系
加「確かにお付き合いする相手には理系の人が多いよ。ドクターをはじめ病院に従事されている方々とかね。でも、その人達の腕や技術を世の中に広めたり、医療機器製品を市場に展開する人が必要なんだよ。」
D「ふむふむ。僕もマーケティングとか営業に興味あります!」
加「もちろんドクターや医療業界の方々と話を円滑に進めるために勉強は必要だけどね。でも、僕の話を聞いて分かったと思うけど、医療や外資に限らずイメージだけで業界を遠ざけるのはもったいないと思うよ。僕でもできたんだから!」
D「笑 少なからず僕も特定の業界に対して自分は合わないって偏見を持ってしまっているので見直しますね。」
加「そもそも、文系と理系ってことにこだわりすぎるのも日本特有な感じがするからね笑 何事も経験あるのみ。」
D「胸に刻んどきます! それでは、最後、起業について聞いていきます!」
起業へ
D「業界トップクラスの企業でマネジメントポジションに就き活躍されていたと思いますが・・・ それらを投げ打って起業に踏み出すことに抵抗はありませんでしたか?」
加「僕の就活の話覚えてるよね笑」
D「でた、3度目のウルトラマン!!笑」
(詳しくは前編へ...)
加「そう。抵抗はなかったよ。それで僕、会社を辞めてから1年間フラフラしたんだ。」
D「....プー太郎ですか!」
加「うん笑 でもあの時間は僕にとっても必要な時間だった。起業に関する知識を貯める勉強もして。あとはこの期間中に僕の仕事のことについては触れず、ゆっくりさせてくれた妻にも本当に感謝してるし、時間ができたことで家族への愛を再確認できたよ。」
D「ノロけきたー(´Д` ) でも充電期間って感じだったんですね。 それで、あのすいません。時間も少ないのであと二つ質問させてください。」
加「どーぞどーぞ。」
D「今までとは違う人材領域で起業した理由と、フロンティアの名前の由来を!!」
加「人材領域で起業しようと思った理由は2つあって、1つ目は医療っていう仕事をもっと世の中に広めたかったから。2つ目は医療を進歩させるのは結局は人の力であって、そこで活躍している人、これから活躍する人の力になりたかったからなんだ。」
加「あとフロンティアの名前由来は、自由に大きく羽ばたきたい、そのイメージがフロンティアっていう言葉だったからなんだよね笑」
(・・・・意外と適当、でも加藤さんっぽいなぁ!)
D「よーくわかりました! 僕はまだフロンティアに関わって短いですが、フロンティアの創業に至るまでの話を聞けてよかったです。 何よりこの先社会人になる自分にとっても参考になるお話がたくさんでしたし。 ありがとうございました!」
加「こちらこそありがとう。お疲れ様。」
いかがでしたか?
まだまだ僕のインタビュー力と、ライティング力が至らず、伝わりにくい部分もあったかと思いますが、フロンティアのエンジンである加藤さんの社会人人生をギュッと凝縮してお送り致しました!
次回は医療業界における働き方や職種について書く予定です(^^)
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